Biz/Browserの外部のプログラムとイベントを通じて連携するためのパッケージです。
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説明 |
Version |
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PC |
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AI |
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外部イベントを受信します |
3.1.0 |
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外部イベントを送信します |
3.1.0 |
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TCP/IPサーバ機能を実装します |
5.0.3 |
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TCP/IPクライアント機能を実装します |
5.0.3 |
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このパッケージは、Biz/Browser内部のクラスのほか、外部のオブジェクトとして、ActiveXであるBizEventSender、BizEventListener、BizBrowserEnvオブジェクトがあります。これらのActiveXオブジェクトはBizLink.dllに収められています。
TCP/IPソケットに関しては外部のアプリケーションと一般的なTCP/IPによる通信を行うことが可能です。
名前 |
説明 |
Version |
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PC |
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AI |
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Biz/Browserバージョン取得用のActiveXオブジェクトです |
3.1.0 |
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外部イベント受信用のActiveXオブジェクトです |
3.1.0 |
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外部イベント送信用のActiveXオブジェクトです |
3.1.0 |
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Internet Explorer内のHTMLなどへBizEventSenderをロードして、Biz/Browserへイベントを送付することができ、また、BizEventListenerに対してBiz/Browserからイベントを発行することができます。同様にBiz/BrowserからBiz/Browserへのイベント送付やBizEventSenderからBizEventListenerへのイベント送付も行うことが可能です。この機能により、HTMLや外部のアプリケーションとBiz/Browserのより高度な連携が可能となります。
BizEventSenderなどのオブジェクトはActiveXオブジェクトとして提供しているので、Internet Explorer以外にもVisualBasicなどのプログラムとの連動も可能です。
外部イベントは、イベントの送り手と同じコンピュータ内の受け手に対して伝わります。ネットワークを通じて他のコンピュータで動作している受け手に対して外部イベントを送ることはできません。
外部イベント伝送では、サービス名とポートIDという概念によりイベントの送り先を一意に特定します。外部イベントを送付する際に、送り手はサービス名とポートIDを指定します。受け手は、自分が受け取ることのできるサービス名とポートIDを宣言してイベントを待ちます。
サービス名は、アプリケーションごとに定義する識別名です。例えば販売管理システムの場合には"SALES"などの名前を付けることができます。外部イベントの送り手と受け手は、あらかじめ決められた共通のサービス名を使って送信と受信を行うことにより、外部イベントの伝播する対象を制限して有用な外部イベントだけを対象とすることができます。
サービス名は、英字、アンダースコア(_)または日本語で始まり、英数字、アンダースコア、日本語だけを含む30文字以内の文字列を使用できます。
サービス名は、大文字と小文字を区別します。
ポートIDは外部イベントを受信する個々のオブジェクトを識別するためのIDで、サービス名との組み合わせで利用します。販売管理システムの例では、"SALES"サービスの"HistoryView"ポートIDのようになります。この場合、外部イベントの送り手は、"SALES"サービス名の"HistoryView"ポートに対して、"Query"イベントを送付して、販売履歴を表示するなどの処理を行うことができます。
外部イベントの送付時にポートIDに特別に予約されたIDである、"*"を指定することができます。ポートIDに"*"を指定した外部イベントは、受け手の宣言したポートIDとは無関係に同じサービス名を持つすべての受け手に対して伝播されます。
サービス名とポートIDのペアは、コンピュータ内で一意とする必要があります。同一のサービス名とポートIDを複数利用することはできません。HTML内部のBizEventListenerオブジェクトは、Internet Explorerの「新規作成・ウィンドウ」機能のユーザ操作により、開発者の意図しないところで複製が作成されることがあります。また、VisualBasicに組み込まれた場合でも、ユーザがプログラムを2個以上起動した場合に同様のことが発生します。Biz/Browserの場合も同様です。外部イベントを受信する必要がある場合、このようにして発生するサービス名とポートIDの重複に対して特に注意が必要です。
ポートIDは、英字、アンダースコア(_)または日本語で始まり、英数字、アンダースコア、日本語だけを含む30文字以内の文字列を使用できます。
ポートIDは、大文字と小文字を区別します。