XML形式のデータを扱うためのパッケージです。
XMLパッケージはW3C(World Wide Web Consortium)で策定されているDOM(Document Object Model)Level2の一部の機能を除いたサブセットです。
SVG(Scalable Vector Graphics)の操作は、このXMLパッケージによりSVGを構成するXMLノードを操作することで実現します。
クラス
名前 |
説明 |
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DOMツリーのルートノード(Documentノード)を定義します |
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DOMの実装を定義します |
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Elementノードを定義します |
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その他のノードを定義します |
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ノードの集合をノードリストで管理します |
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Textノードを定義します |
Biz/Browserが内蔵するXMLパッケージは、XMLを画面に表示、または印刷するためのビジネスデータ表現として利用することを想定し設計されています。 そのため、DOM Level2で定められる仕様のうち、この目的には通常必要としない機能や著しく実行性能を損なう仕様が削除されています。 また、XMLテキストのロード、セーブ機能や、SelectNodesメソッドなど、W3C DOMには定義されていない便利な機能を付加しています。
W3Cにより公開されているDocument Object Model (DOM) Level 3 Core Specification Version 1.0 W3C Working Draft 26 February 2003の一部の機能をサポートしています。
W3C DOM Level2に含まれる以下のオブジェクトは、Biz/Browserではサポート外となり利用することはできません。
DocumentType
Notation
Entity
EntityReference
DTDの解釈を行いません。したがって、XMLテキストのパース時およびDOM APIによるXML DOMツリーの生成、変更時に構造の妥当性を検証することはありません。
また、DTDにより定義されるデフォルト値やアクセス制御は無効となります。
外部参照は、SVGの<image>エレメント以外は解決されません。
DOMツリーに含まれる文字はCRSスクリプトとの親和性を考慮し、SHIFT-JIS文字コードに変換され構築されます。
Biz/Browser Mobile ver3.0より追加されたXMLパッケージはPC版のサブセットとなっておりXMLの解析およびノードの参照に限定された機能となっています。
オブジェクトとしてはXmlDOMImplementation、XmlDocument、XmlNode、XmlElement、XmlText、XmlNodeListのみのサポートとなりさらにXMLを変更するようなプロパティおよびメソッドは実装されていません。
また名前空間とそれに関わるメソッドも一部を除きサポートされていません。名前空間を含む要素などを検索する場合名前空間を表すプレフィックスと要素名を組み合わせ、一つの要素名として扱ってください
(<prefix:tagname>の場合、要素名prefix:tagnameとする)。