テスト実行時のオブジェクト状態の表示や検索を行います。
 

 

 
 
現時点での実行エンジン内のオブジェクト状態を表示しています。
ブレークした時点では、最低でも「root」、「グローバルオブジェクト」、「無名オブジェクト」の3つが表示されます。
 

 
「rootオブジェクト」以下はBiz/Browserにてウィンドウ表示される標準的なオブジェクト階層を示しています。
 
「グローバルオブジェクト」以下はimportによりグローバル空間に作成されたオブジェクト群の集合です。
 
「無名オブジェクト」以下は、ファンクション内で作成されたイベントオブジェクトやvar変数の集合です。
 
実行文の途中でブレークした場合、そのポイントのあるオブジェクトを「カレントオブジェクト」と呼びます。
カレントオブジェクトは[→]マークで示されています。
 
ブレーク時にはカレントオブジェクトまでのツリーのみが展開されます。
その他のオブジェクトはツリーを展開した時点でローディングされます。よって[+]マークが出ていても実際展開して下位オブジェクトが存在しない場合は何も表示されません。
 
なおFunctionオブジェクトはオブジェクトとして実体がありますがウォッチする有用性がないためオブジェクトツリーからは省かれています。
 
また配列オブジェクトはオブジェクト名に[]記号が付加され区別されます。
 

 
無名オブジェクトに関しては名前がないため便宜上アドレスとして表示されます。
 
 

 
オブジェクトの定義位置が判明している場合、そのオブジェクトが定義されたファイルの該当位置にジャンプします。
 
メニューから選択すると、カレントオブジェクトに選択位置をジャンプすることができます。
 
 

 
メニューから選択すると検索条件を入力してオブジェクト名で検索が行えます。
該当オブジェクトのパスをクリップボードへコピーします。
 
 
 
ブレーク時のファンクションの呼び出し履歴をツリーで表示します。
また各ファンクション内で生成されたローカルオブジェクトをその下位に表示します。
 

 
呼び出されたファンクション名(オブジェクトパス)とそのファンクションを含むURLを表示します。
ダブルクリックするとスクリプトの該当ファンクション位置にジャンプします。
 
ファンクション内で定義されたローカルオブジェクト(var変数)を表しています。
 
現在対象にしているファンクションのスコープを[→]で表しています。ブレーク時には停止したファンクションを指していますが、ファンクション名をダブルクリックするか、コンテキストメニューから「スコープの移動」を選択することにより対象ファンクションを変更できます。
 
対象スコープを設定することによりスクリプトペイン上で変数の内容確認を行うことができます。
 
参照:統合デバッグ環境
 
 
指定ファンクションにスコープを移動し、同時にスクリプトのファンクション対象位置にジャンプします。
ダブルクリックの動作と同じです。
 
オブジェクトツリーと同様です。
 
 
前節のコールスタックとの組み合わせでスクリプトペイン上でvar変数の確認を行うことが出来ます。
参照したいvar変数にカーソルをかざすと「変数の内容(クラス)」と表示されます。
 

 
ウォッチリストには閲覧したいオブジェクトパスを自由に登録してテスト実行時参照することができます。
 

 
オブジェクトツリーまたはコールスタックツリーまたはスクリプトビューなどからドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストすることによりオブジェクトパスを追加します。
 

 
ウォッチリストに現在存在するオブジェクトパスを登録するとオブジェクトパスの前に[+]マークが表示され展開出来ることを示します。
 
パスに該当するオブジェクトが存在しない場合「オブジェクトは存在しません」と表示されます。
この場合でもプログラムに実行に伴い該当オブジェクトが生成された時点で、自動的に状態が更新されます。
 
[+]マークを展開すると、そのオブジェクトのプロパティおよびそのオブジェクト配下のオブジェクトが表示されます。
配下のオブジェクトには[+]マークが表示されさらに下位へドリルダウンしていくことが出来ます。
 
ウォッチリスト内のオブジェクトからウォッチリスト自身にもドラッグ&ドロップすることができます。
ドリルダウンしたオブジェクトを最上位として再登録する場合利用できます。
 

 
最上位レベルのオブジェクトパスに限り、クリックまたは[F2]キーにより編集することが出来ます。編集が終了した時点で記述パスが再評価されます。
 
配列オブジェクトの場合、配列要素演算子[n]を用いた記述が可能です。オブジェクトパスを編集し[n]を参照したい要素番号へ書き換えれば注視したい配列要素を常にウォッチすることが出来ます。
 
要素インデックスが空(Obj[])の場合、Objは実要素ではなく配列定義への参照と解釈されます。
 
ウォッチリストから項目を削除するには行を選択してコンテキストメニューの「削除」や「切り取り」、または[Del]キーで削除できます。
ウォッチリストはアプリケーション終了時に保存され、常にリストは保たれます。
 
 

 
オブジェクトツリーと同様の機能です。
行をコピーしてから削除します。
 
オブジェクトツリーのオブジェクトパスのコピーと同機能です。
 
クリップボードから新規オブジェクトパスを追加登録します。
 
1行削除します。
 
ウォッチリストをすべてクリアします。
 
参照:統合デバッグ環境