Runtime.ShellOpenメソッド

 

 

説明

シェルの機能によりファイルを開きます。

Windowsのエクスプローラによる「開く」の操作と同じで、指定したファイルの拡張子に関連付いたアプリケーションでファイルを開きます。

 

ShellOpenメソッドの呼び出しにより、セキュリティ警告ダイアログが表示され、ユーザに実行の許可を求めます。

 

 

ユーザがキャンセルを選択した場合は、RTM-30の例外が発生します。

 

警告ダイアログで「今後、この種類のファイルは確認メッセージを表示しない」をチェックすると、次回からは警告を表示しません。 チェックの状態は、ShellOpenメソッドを呼び出したCRSをダウンロードしたサーバ名とファイルの拡張子のペアで記録されます。 サーバ名または、拡張子が特定できないURLを指定した場合はチェック欄は無効となります。

 

セキュリティ上の制約により、拡張子に.exeや.batなどの実行可能形式ファイルやショートカットファイル(.lnkファイル)は指定できません。

 

呼出形式

var result = rt.ShellOpen( fileName [, mode ] )

 

戻り値

ファイルを開けた場合は$TRUE、それ以外は$FALSEを返します。

 

引数

String fileName

開くファイルのファイルパス

ルートフォルダを基点としたパスを指定します。

ルートフォルダはFileSystemクラスのパブリック属性と同じです。

 

RuntimeコンストラクタにFileSystemオブジェクトを指定することで、仮想ファイル名も利用可能です。

 

integer mode

関連付けられたアプリケーションのウィンドウ表示モード

以下の値を指定します。

定数

説明

Runtime.MODE_HIDE

ウィンドウを表示しない

Runtime.MODE_MAXIMIZE

ウィンドウを最大化して表示する

Runtime.MODE_MINIMIZE

ウィンドウを最小化して表示する

Runtime.MODE_SHOW

通常のウィンドウサイズで表示する

Runtime.MODE_DEFAULT

自動

省略した場合は、Runtime.MODE_DEFAULTと同じ動作となります。

 

例外

RTM-11

外部プログラムはセキュリティ上の制約により実行できません

RTM-13

指定のファイルは見つかりませんでした

RTM-30

オープン操作はユーザにより中止されました

使用例

var rt = new Runtime;
rt.ShellOpen("/files/app.xls");
		

関連項目

ShellEditExecメソッド

 

 

 



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